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コンサル業界の中でも多くの就活生に人気がある「BIG4」。その中でも、群を抜いて高い人気を誇るのがデロイトです。
毎年、多くの難関・有名大学から新卒学生が、有名企業から転職希望者がデロイトに入社します。
今回の記事では、新卒がデロイトに入る難易度について解説します。
デロイトの内定を得るための対策や考え方も合わせてチェックしましょう。コンサル業界での就活を考えている人は、ぜひ最後までお読みください。
・ある程度学歴も求められるが、学歴がすべてではない
・就活に向けた徹底的な対策が何より重要
デロイトトーマツコンサルティング(DTC)の概要
はじめに、デロイトトーマツコンサルティング(DTC)の概要をご紹介します。
デロイトは、複数のグループ企業をもつ総合コンサルファームの最大手の1社です。
グループには、以下のような企業があります。
- 有限責任監査法人トーマツ
- デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社
- デロイトトーマツ税理士法人
- DT弁護士法人
- デロイトトーマツコーポレートソリューション合同会社
ここに挙げた企業は、グループの中でも規模の大きい企業です。小さい企業も含めると、2022年現在で約30社がグループ傘下にいます。
コンサル企業としてのデロイトの強みは、グループ企業の総合力を活かし、課題について提案から実行まで一貫した取り組みができることです。
戦略コンサルとしての実務も多いため、戦略コンサルを目指している新卒学生にとっては非常に魅力的な企業の一つでしょう。
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【結論】デロイトに入る難易度は非常に高い
多くの優秀な学生や転職希望者が入社するため、デロイトに新卒で入る難易度は、非常に高いといえます。
その理由は、おもに次の2つです。
- 採用大学のレベルの高さ
- 募集人数の少なさ
それぞれ、詳しくみていきましょう。
採用大学のレベルの高さ
デロイトの採用実績のある大学は、ほとんどが難関・有名大学です。
一部、マイナーな大学の実績もあります。
しかし、特徴的な学部をもっていたり、珍しい教育をしていたりする大学であるため、受験におけるレベルとは別の所に価値のある大学と言えるでしょう。
注意しておきたいのは、高学歴だから内定を得られているわけではないということです。
ある程度選考の合否に学歴が影響しているとはいえ、最終的な決め手は学生のスキルや経験、人柄です。
事前にしっかりと対策をすることが、内定への一番の近道になります。
募集人数の少なさ
デロイトの募集人数は公表ベースで100人程度です。
100人という募集人数は、日系の大企業と比較すると非常に少ない部類です。
金融など大量採用を行う業界では、公表ベースで1,000人近い人数を募集している企業もあります。
選考に参加する学生数に差があるといえども、そもそもの募集人数が少ないと、競争は激化しやすくなります。
デロイトの場合、募集人数が少ない上に、優秀な学生が多く選考に参加しているため、一般的な企業の選考よりも激しい競争が生まれるでしょう。
デロイトの新卒入社に学歴は必要か
デロイトの入社難易度が高い理由の一つに、採用実績のある大学のレベルの高さがあります。
このことから、デロイトの選考には「学歴フィルターがある」とする声もあります。
はたして、本当に学歴フィルターはあるのでしょうか。
当然ながら、学歴も学生を表す一つの重要な要素であるため、選考でチェックされていることは間違いありません。
しかし、高学歴だからといって必ず内定がもらえるわけではありません。
東大の学生が全員デロイトの内定をもらえるかを想像してみてください。
そのようなことはありえないとわかるでしょう。
学歴は採用担当者がチェックすべき項目ではあるものの、多数ある項目の一つでしかありません。
内定は学歴の高低だけで決まるのではなく、その他の部分と合わせて総合的に判断されるものなのです。
デロイトの選考における学歴の重要性について、もう少し詳しく解説していきます。
デロイトの採用実績がある大学一覧
まず、デロイトの採用実績がある大学一覧を見てみましょう。
大学院と学部を別にすると、以下の通りになります。
大学院 | 大阪大学 、 関西学院大学 、 九州大学 、 京都大学 、 神戸大学 、 国際基督教大学 、 中央大学 、 東京工業大学 、 名古屋大学 、 横浜国立大学 、 早稲田大学 、 一橋大学 、 上智大学 、 慶應義塾大学 、 東京大学 、 奈良先端科学技術大学院大学 |
大学 | 大阪大学 、 学習院大学 、 九州大学 、 京都大学 、 神戸大学 、 国際基督教大学 、 首都大学東京 、 上智大学 、 創価大学 、 千葉大学 、 中央大学 、 津田塾大学 、 東京大学 、 東京工業大学 、 東京女子大学 、 東京農工大学 、 東京理科大学 、 東北大学 、 同志社大学 、 名古屋大学 、 一橋大学 、 法政大学 、 北海道大学 、 明治大学 、 横浜国立大学 、 横浜市立大学 、 立教大学 、 早稲田大学 |
実績のある大学のほとんどが、国公立大学、難関・有名私大です。
この一覧を見れば、デロイトの選考に「学歴フィルターがある」と思う人がいても仕方ないでしょう。
しかし、偏差値が高い大学以外にも内定実績があることに注目しましょう。
偏差値50前後の大学にも内定者あり
創価大学、津田塾大学、東京女子大学、東京農工大学など、学部によっては偏差値50前後の大学にも内定者がいます。
このことから、「必ずしも高学歴でなければ内定を得られない」ということはないと言えるでしょう。
もちろん、人脈や部活動(体育会)、学生時代の経験など、さまざまな要素があるかもしれません。
しかし、学歴以外の要素で内定を得ている人がいることは意識しましょう。
もしあなたが学歴に自信がないとしても、その他の部分で勝負できるようにすれば内定への道が開けるかもしれません。
学歴だけで内定を得るのは難しい
高学歴以外の内定者がいることは、同時に学歴だけで内定を得ることの難しさを表しています。
東京大学や京都大学に通っているから、すぐに内定をもらえるとは限らないのが就活です。
学生時代にどのような経験をしてきたのか、それをESや面接でいかに上手に伝えるのか。
結局の所、内定を勝ち取るためには、学歴はいくつもある要素の一つに過ぎず、最終的にはどれだけ就活やその後の社会人生活を見据えた準備を進めるかが鍵となってきます。
もしあなたが「高学歴だから大丈夫」と油断しているなら、危ないかもしれません。しっかりと、就活に向けた準備と向き合うようにしましょう。
他社と比べるデロイトの入社難易度
デロイトの入社難易度は難しいと紹介してきました。
他の企業や業界と相対的に見た場合も、デロイトの入社難易度は高いと言えるのでしょうか。
続いて、以下3つの軸でデロイトの入社難易度について考えていきます。
- BIG4
- 総合商社
- 金融
BIG4と比較
コンサルBIG4の他社と比較した場合、デロイトの入社難易度はどれほどでしょうか。
募集人数と採用実績を一覧にしてみました。
デロイト | PwC | KPMG | EY | |
募集人数 | 非公開 | 非公開 | 50〜60人 | 101〜200人 |
採用実績(2021年) | 194人 | 176人 | 26人 | 112人 |
採用実績を見ると、デロイトはBIG4の中でもっとも多いです。
エントリー数や選考参加者数は公表されていません。
しかし、内定者や社員の口コミでは、例年4,000〜5,000人程度がエントリーしているとされています。
倍率を単純計算すると、約25倍です。
総合商社
総合商社と難易度を比較してみましょう。
デロイトの選考倍率は、約25倍です。
一方、総合商社の倍率は200〜300倍とも言われています。
倍率だけを見れば、総合商社の方が難易度は高いように見えます。
しかし、実態はどうでしょうか。
記念受験的な選考参加の多い総合商社と比べると、デロイトの選考にはコンサル業界への志望度が高い少数の学生が参加します。
これは、コンサルの選考が一般的な日系企業よりも早く行われることや、コンサル特有の選考プロセスがあるためです。
倍率は低いものの、コンサルを志望し、しっかりと準備をしてきた優秀な学生と内定を目指して争うことになります。
その難易度の高さは、200〜300倍の倍率を誇る総合商社と比べても、決して劣るものではないでしょう。
金融
金融業界も、学生からの人気が高い業界の一つです。
メガバンクの選考倍率は、およそ40〜60倍とされています。
倍率を見れば、総合商社ほどではないにせよ、デロイトよりも高いことがわかるでしょう。
近年、メガバンクは採用人数を減らしていることもあり、徐々に倍率も高く、入社難易度も難化傾向にあるとされています。
ただ、総合商社と同じく、記念受験的な就活生が多く選考に参加していることは意識しておきましょう。
記念受験的な就活生が多いと、見かけの倍率は高まります。
しかし、その大半はまともに対策をせず、使いまわしのようなESや面接の回答で選考に参加します。このような学生が内定までたどり着くのはまれです。
一方、デロイトの場合、選考に参加する学生の多くはコンサルに対する志望度の高い学生です。
対策を十分にしている学生同士で競争することになるため、実際の難易度は倍率よりも高く感じるでしょう。
デロイトの新卒選考対策
続いて、デロイトに入社するための新卒向け選考対策をご紹介していきます。
デロイトの内定に近づくためのポイントになるのは、以下の3点です。
1.ES
2.ケース面接
3.徹底した自己分析
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
ES
ESは、選考活動全体を左右する可能性もある、もっとも重要な選考プロセスの一つです。
「コンサルではESは重要視されていない」という意見もあります。
しかし、これを鵜呑みにしてしまうことは、自ら内定から遠ざかっていくことと変わりありません。
しっかりと、対策をしていきましょう。
ESでとくに対策をしておきたいのが、志望動機と自己PRです。
企業ごとの事業内容の違いや特徴がつかみにくいコンサル業界では、採用担当者に響く志望動機を書くために、徹底した業界研究・企業分析をしなければなりません。
どの企業でも通用するような志望動機を使いまわすことは、必ず採用担当者に見抜かれます。
自分が受けている企業の特性や事業領域を理解した上で、志望動機を書き上げるようにしましょう。
<内部リンク>
また、自己PRも他の学生と差をつけるために力を入れたい項目です。
採用担当者に響く自己PRを書くには、コンサル業界や企業がどのような人物を採用したがっているかへの理解が欠かせません。
コンサルが欲しがる人物像を理解した上で、自分の過去の経験やスキルを訴える必要があります。
業界研究や企業研究はもちろん、自己分析も深めておかなければ良い自己PRを書くことはできません。
早い段階から自己分析や業界研究を始めて、内定を得られる良いESを書けるようになりましょう。
<内部リンク>
ケース面接
コンサルの採用フローで特徴的なのが、ケース面接です。
ケース面接とは、実際に測定したり調査したりするのが難しいデータを、経験や論理的思考で導き出し、そのデータを活用して与えられた課題に応えるという面接形式の一つです。
データを推測する過程のことを、フェルミ推定といいます。
ケース面接やフェルミ推定で求められる思考は、実際にコンサルの業務の中でも用いられる思考方法の一つです。
当然、ぶっつけ本番でできるような思考方法ではありません。
事前によく出題されるテーマについての理解を深めたり、フェルミ推定のもとになる常識やデータをインプットしておく必要があります。
その上で、面接という緊張する場面で論理的に考えられるよう、繰り返し模擬面接をして慣れておく必要があるのです。
ケース面接は、ほとんどのコンサル企業が選考フローの中に取り入れています。
より詳しい対策については、以下の記事で紹介しています。ぜひ、合わせてお読みください。
<内部リンク>
徹底した自己分析
ここまで紹介した対策の前提となる、自己分析は対策必須です。
自己分析とは、自分のこれまでの人生を振り返り、経験やスキル、働くことへの考え方を言葉にする作業のことです。
普通に生活しているだけでは、自分のビジネスパーソンとしての強みやスキル、働くことへの価値観をはっきりと認識することはないでしょう。
しかし、就活でESを書いたり、面接で受け答えする際には、これらの要素を言葉にし、相手に伝えなければなりません。
そこで、重要なのが自己分析なのです。
自己分析が不十分だと、志望動機や自己PRなどが就活本に書かれている例文のようなフワッとしたものになってしまいます。
逆に、自己分析をしっかり行えば、ESや面接で自分なりの言葉で、自分にしか語れないことが伝えられるようになります。
自己分析は、就活の基本と言っても過言ではありません。
とくにコンサルのような人気業界を目指している人は、徹底的に自己分析を行い、説得力のある自分の柱を作れていなければ内定を得るのは難しいでしょう。
就活前はもちろん、就活が始まったあとにも常に自己分析をし、考えを深めていくようにしましょう。
【まとめ】対策を徹底してデロイトの内定を勝ち取ろう
デロイトに新卒で入社する難易度は高いと言えます。
学歴やスキル、学生時代の経験など、さまざまな要素が求められるためです。
しかし、ただそれらがあるだけではデロイトの内定を得ることはできません。
必要なのは、スキルや経験を選考の場でしっかりと表現するための対策です。
自己分析や業界研究、企業分析をまったくせずにデロイトの内定を得るのは至難の技です。
就活に向けた対策を徹底して、デロイトの内定を目指しましょう。
トップ企業から内定をもらいたい君へ。

「自分が行きたい企業に本当に内定がもらえるか不安……」
「できればトップ企業からの内定が欲しい!」
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就活でよりハイクラス層の企業を志望するなら、どのように攻略するべきかをしっかり考える必要があります。
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