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新卒での入社難易度が高いと言われるコンサル業界の中でも、とくに就活生から高い人気を誇っているのが「BIG4」です。
その中でも、KPMGは近年人気を伸ばしてきています。
そこで気になるのが、選考の倍率や学歴フィルターの有無ですよね。
この記事では、新卒の方でもわかりやすいように、KPMGの選考に関する基礎知識や選考対策について、徹底的に解説していきます。
少しでもKPMGに興味をもっている方は、ぜひ最後までお読みくださいね!
- KPMGの採用人数は少なく、高倍率
- 求められる学歴も高く、入社難易度は高め
- ES、ケース面接などの事前対策が内定のカギ
KPMGの概要
KPMGは2014年に日本での営業を始めた、比較的新しいコンサル企業です。
就活生にとっては「BIG4」の知名度もあり、コンサル企業として捉えられています。
しかし、元々は会計事務所として世界規模で活躍してきたグループです。
現在は監査、税務、アドバイザリーの3分野を事業領域としており、コンサルはこのうち「アドバイザリー」の領域に含まれています。
さらに厳密に言えば、日本でコンサル業を手がけているのは「KPMG」ではなく、「KPMGコンサルティング」という会社です。就活生が言う「KPMG」は、略称です。
この記事でも、「KPMGコンサル」のことを単に「KPMG」と表記します。
KPMGの概要を表にまとめました。
企業名 | KPMGコンサルティング株式会社 |
従業員数 | 1,211名(2022年1月1日現在) |
所在地 | 【東京本社】 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目9番7号大手町フィナンシャルシティサウスタワー (大阪、名古屋にも事務所あり) |
公式サイト | https://recruit.kpmg-consulting.jp/index.html |
他のBIG4と比較すると新しい会社ということもあり、ベンチャー的な気風が強いとされています。
OBらの口コミによると、給与や人事体制についても改善が続けられているそうで、非常に変化のある環境だといえるでしょう。
KPMGに関してさらに詳しい情報を見たい人は、新卒の就活生に向けて書かれたこちらのまとめ記事もご覧ください。
内部リンク【kpmg コンサル 新卒】
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【結論】新卒でKPMGに入社する難易度は「ものすごく」高い
就活生にとって気になるのは、KPMGに入社する難易度がどれほどのレベルか、ということです。
採用人数や選考に参加する学生のレベルの高さからすると、新卒でKPMGに入社する難易度は「ものすごく」高いといえるでしょう。
KPMGの就活難易度について、もう少し詳しくご紹介していきます。
他のBIG4より少ない採用人数
KPMGの入社難易度を上げている理由の一つが、他のBIG4よりも少ない採用人数です。
マイナビによると、KPMGの近年の採用人数は次の通りです。
2021年 26人
2020年 38人
2019年 42人
一方、BIG4のデロイトやPwCは、コンサル職で100人以上の採用をしているとされています。
コンサルを志望する学生が大勢受ける「BIG4」であるにもかかわらず、採用人数をかなりしぼっていることから、KPMGはBIG4の中でもかなり倍率が高いといえるでしょう。
インターン参加は必須
KPMGの選考では、インターンへの参加が重要です。
KPMGは夏、秋、春という3つのタイミングで選考をしています。
この内、夏と秋はインターンシップも同時に実施されています。
「インターンシップ」という名称であるものの、実質選考活動の一環だとの見方が大半で
す。
実際、内定者の多くは、夏のインターン参加者であるとの情報もあります。
夏は他の企業でもインターンが行われる時期でもあるため、なかなか都合をつけられない学生もいるでしょう。
選考でのインターンの重要性が高いため、インターンに参加できなかった学生にとっては、さらに入社難易度は高まるといえるでしょう。
第二新卒を狙うのも手
KPMGは第二新卒や転職者への求人を積極的に出している企業でもあります。
第二新卒とは、明確な定義はないものの、「新卒で社会人となり、3年未満の転職者」を指すことが多いです。
企業によっては、20代の転職者を「第二新卒」と呼ぶところもあります。
第二新卒は新卒同様に若者ならではの順応力や向上心をもつのと同時に、社会人経験をもっているという強みがあります。
このため、新卒よりも第二新卒の採用に力を入れている企業もあるほどです。
第二新卒や転職者を対象にした求人は数が少ないのと同時に、選考に参加する人も少ないです。
必然的に、倍率も低くなります。
KPMGへの新卒入社が厳しいと思うなら、第二新卒枠での転職を視野に入れるのも有効な手段の一つといえるでしょう。
KPMGの新卒入社は基本的に学歴が必要
KPMGの選考には、「学歴フィルター」はあるのでしょうか。
過去の採用実績を見ると、基本的にはある程度の学歴が必要といえるでしょう。
KPMGの新卒入社に求められる学歴について、詳しく説明していきます。
KPMGの採用実績がある大学
マイナビが公開している、KPMGの採用実績がある大学は次の通りです。
<大学院>
大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、早稲田大学
<大学>
青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、国際教養大学、国際基督教大学、上智大学、東京大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、一橋大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学
実績を見ると、MARCH、関関同立、早慶といった有名・難関私大、旧帝大や地方トップクラスの国公立大の名前が並びます。
仮に学歴フィルターがないにしても、上記のような高学歴の学生たちがライバルになることは念頭に置いておきましょう。
学歴があっても落ちるのが普通
KPMGの選考では、学歴があっても落ちる可能性は高いと言えます。
KPMGの採用人数は、ここ数年を見ると十数人から40人程度の規模です。
大手企業では数百人単位で採用をしている企業もあることから考えれば、かなり少数であることがわかるでしょう。
実際に選考に参加している新卒学生の明確なデータはないものの、採用人数の少なさを考慮すると倍率は高めの企業といえます。
限られた採用枠を優秀な学生が競って得ようとするため、仮に高学歴だとしても落ちる可能性も高いです。
学歴はあくまでも目安で、それ以上に選考に向けた対策が重要であるという意識をもつようにしましょう。
他とくらべてわかるKPMGの入社難易度
他社と比べて、KPMGの入社難易度はどれほど高いと言えるのでしょうか。
BIG4と、人気業界の代名詞とも言える総合商社と比較してみましょう。
BIG4の他のファーム
BIG4の採用人数と実績を一覧にしました。
企業名 | 採用予定 | 実績 |
デロイトトーマツコンサルティング(DTC) | 非公表 | 非公表 |
PwC | 非公表 | 非公表 |
KPMG | 50人~60人 | 男18人女8人(2021年) |
EY | 101〜200人 | 男69女43(2021年) |
デロイトとPwCは採用予定も実績も非公表です。
ただ、OBOGなどの口コミによると、両社とも採用実績は100人程度とされています。
この数字が真実だとすれば、BIG4の中でKPMGだけ極端に採用人数が少ないといえるでしょう。
実際に受ける人数は社によって異なるため単純比較はできませんが、仮に同じ人数が選考に参加している場合、KPMGは他社よりも倍率が跳ね上がることは理解しておきましょう。
総合商社
三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、住友商事の五大総合商社と比較するとどうでしょうか。
五大商社の採用人数は軒並み100〜150人程度です。
倍率は、最も低いとされる三菱商事が40倍程度、比較的高い伊藤忠商事が80倍程度とされています。
KPMGの場合、商社と比較すると選考に参加している学生は少ないと考えられます。
一方、採用人数が最大で商社の20%程度しかないこともあるため、倍率はさらに高い可能性があるでしょう。
倍率という面から考えると、KPMGの入社難易度は総合商社と比較しても高いといえます。
KPMGの新卒選考対策
続いて、KPMGの新卒選考の対策について紹介します。
KPMGの選考は、次のような流れで進んでいきます。
- エントリーシート(ES)提出
- WEBテスト(適性検査)
- 面接(複数回)
- 内定
インターンの参加の有無によって、一部の選考フローが省略されることもあるようです。
選考の中でもとくに重要な点について、対策を見ていきましょう。
ES
ESの対策は欠かせません。
ESは通過したら終わりではなく、その後の選考過程の資料としても使われます。
言い換えれば、しっかりとしたESを書けるかどうかは、選考フロー全体に影響するのです。
ESの中でもとくに気をつけたいのが、志望動機と自己PRです。
コンサル企業は業務の特性上、目に見える形の商品がありません。
このため、企業分析や業界研究を行わなければ、企業ごとの特徴や強みが見えにくいという特徴があります。
企業の採用担当からすれば、「同じ業界の中でも、なぜうちで働きたいのか」が明確になっていなければ、採用する気にはなりません。
ESを書き始める前に、徹底的な企業分析や業界研究をするようにしましょう。
自己PRも同様です。
自分にどのような経験があり、どのような強みがあるのか。
それらをどのように業務に生かせるかを突き詰めて考えられていなければ、採用担当者にあなたの魅力を伝えることはできません。
良い自己PRを書くためには、自分の過去の経験を洗い出したり強みを分析したりした上で、正しい企業理解に基づいて文章を書くことが求められます。
ESについてより詳しい対策を知りたい人は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
関連記事:https://abuild-c.com/blog/shinsotsu-jikopr/
関連記事:https://abuild-c.com/blog/shinshotsu-shiboudouki/
ケース面接
KPMGの選考フローの中で最も特殊なのが、ケース面接です。フェルミ推定とも言われます。
フェルミ推定とは、実際に測定したり計測したりするのが難しい事柄について、経験や論理的な思考をもとに推測をすることです。
このフェルミ推定の考え方を用いて、あるテーマに対して回答を求められるのがケース面接です。
フェルミ推定の力は、コンサルの業務の中でも求められます。
このため、ケース面接はとくにコンサル企業の選考で好まれて実施されてきました。
フェルミ推定もケース面接も、ぶっつけ本番で対応できるほど甘くありません。
よくある例題や練習テーマをもとに、繰り返し面接練習にのぞまなければ、面接で十分な評価を得られないでしょう。
ケース面接については、こちらの記事でもまとめています。
時間のある人は、ぜひ一度読んでくださいね。
内部リンク「コンサル 面接 新卒」
インターン
KPMGの志望度が高い場合、インターンへの参加も欠かせません。
KPMGのインターンは、各回20〜30人程度の学生が参加します。
募集してくる学生も多いため、インターンの参加までに以下のような選考があります。
- 書類選考
- WEBテスト
- 動画選考
- 小論文テスト
- グループディスカッション
- 面接
見てわかるように、インターンへの志望時点から、実際の選考と変わらない対策をしなければいけません。
KPMGの場合、インターンの中でもとくに重要視されているのが夏インターンです。
遅くとも大学3年生の春ごろには自己分析や業界研究を進め、インターン選考に耐えられる水準の実力を身につけておくようにしましょう。
徹底した自己分析
これまでに紹介した対策の前提となるのは、徹底した自己分析です。
自己分析とは、次のような事柄について考えを深めることです。
- 自分の強みはなにか
- 自分の特徴はなにか
- なぜそのような強みや特徴があるのか
- なぜコンサル業界で働きたいと思っているのか
このように、就活をめぐるあらゆる問いについて、自分なりの答えとその根拠を探すのが自己分析です。
自己分析をどれほど深められるかが、企業から内定を勝ち取れるかどうかを左右すると言っても過言ではありません。
しかし、多くの学生はこの自己分析を十分に行うことができていません。
理由は単純で、自己分析をすることが難しいことだからです。
自分のことを自分だけで分析するのは、想像以上に難しいものです。
人によっては、業界について知識のある第三者から、自分の強みや過去の経験を掘り下げてもらわなければ、十分な分析ができません。そこで有効なのが、就活塾の利用です。
就活塾のAbuildでは、学生一人に対して一人のコーチがつきます。
その学生がこれまでにどのような経験をしたのか。
その経験から、どのようなスキルや考え方を身につけているのか。
このようなことを対話の中から引き出しつつ、志望先に合わせた表現やアピールができるように導いていきます。
もしあなたが自己分析が進んでいないと感じているなら、一度Abuildの利用を考えてみるのも良いでしょう。
【まとめ】事前準備を徹底して、KPMGの内定を勝ち取ろう!
KPMGの新卒入社の難易度について解説してきました。
KPMGはBIG4の中でも採用人数が少ないため、倍率が高くなっています。
選考に参加している学生のレベルも高いため、高学歴というだけでは内定を得ることは難しいでしょう。
そこで重要になるのが、徹底的な事前準備です。
ESやケース面接、自己分析など、しなければならない事前準備はたくさんあります。
これらの対策をどこまで徹底してできたかが、KPMGのような難易度の高い企業から内定を得られるかどうかを左右します。
ただ、難易度の高い企業の対策は、学生一人で行うのは難しいでしょう。
そこで、就活塾を利用することも一つの手です。
一生就活のことで後悔しないためにも、できるかぎりの準備をして就活に臨みましょう。
トップ企業から内定をもらいたい君へ。

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