【就活】嘘をつくのは当たり前!?|就活で嘘をつくことの実態を解説
「就活で嘘をつくのは当たり前」
SNSで就活の話題を追いかけると、このような話を見かけるでしょう。
たしかに、ガクチカや自己PRと言われても、人より優れていることや特別な経験なんて思いつかないもの。
ならいっそ、嘘をついても…。
こう考えるのも、わかります。
そこでこの記事では、就活で嘘をつくのは当たり前なのかどうか、その実態について紹介していきます。
就活生なら誰しもがもつ疑問について説明していくので、ぜひ最後までお読みください!
・嘘とは言っても、すべてを嘘で塗り固める人は少数
・一番重要なのは自分を磨き、実力を身につけること
就活で嘘をつくのは当たり前なのか
そもそも、就活で嘘をつくのは当たり前なのでしょうか。
実際、多くの人が就活中に嘘をついたとする調査結果もあります。
就活は、企業に自分を選んでもらうため、自分をよく見せて売り込んでいく場です。
しかし、誰しもが自分をガツガツ売り込めるほど自信をもっているわけではありません。
時には、小さな嘘を重ねて自分を少しでもよく見せようとすることもあるでしょう。
その気持ちは、就活生なら当たり前のものです。
就活で嘘をついてしまっても、過度に気にすることはありません。
自分を責めることなく、おおらかな気持ちで就活を続けましょう。
就活で嘘をついた学生は全体の約4割
就活で嘘をついた学生に関する調査結果があります。
Job総研が2022年に行った「就活の嘘に関する実態調査」です。
この調査によると、有効回答の191人のうち、74人(38.7%)が「ESや面接で『学生時代の経験の嘘』をついた」と回答しています。
約4割の学生が、就活で嘘をついた経験があるのです。
半数までいかないとはいえ、決して少なくない数であることがわかります。
どのような嘘をついているのでしょうか。
この調査の結果を、もう少し詳しく見ていきましょう。
一番多い嘘は「志望度」
「就活の嘘に関する実態調査」では、嘘をついたと回答した学生にどのような内容の嘘をついたのかも聞いています。
結果、回答の割合がもっとも高かったのが「志望度」でした。
簡単にいえば、本当は第一志望ではないのにもかかわらず、「御社が第一志望です」と回答したのです。
この嘘は心情的に理解できるでしょう。
仮に滑り止めの企業だとしても、面接で「御社は滑り止めです」なんて言っては選考結果に悪影響があると誰でもわかります。
そう考えると、ある意味、この嘘はつかざるを得ないといえるかもしれません。
嘘の「ガクチカ」は約3割
自分をよく見せるための嘘をついている人はどれくらいいるのでしょうか。
回答では、「ガクチカの内容を盛って話した」とする人が27.0%で、2位でした。
就活生が10人いれば、そのうち3人ほどは学生時代に力を入れたことについて、事実よりも大げさに内容を伝えていることになります。
ただ、注意したいのはあくまでも「盛って」話しているだけということ。
「まったく経験のないことを自己PRで伝えた」とする回答は、10.8%にとどまります。
就活で嘘をつく人は多いものの、すべてを嘘で塗り固める就活生は少数であることを覚えておきましょう。
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【真実】就活で嘘をつくよりも自分を磨いたほうが内定に近づきます
就活で嘘をつくよりも自分を磨いたほうが内定に近づきます。
自分を磨いた結果から生まれるエピソードが一番、面接官に評価されやすいからです。
就活で嘘をつくのは当たり前です。
志望度など、面接の場では嘘をつかざるを得ない場面もあるでしょう。
しかし、本当に内定をとるためには、嘘を上手につく方法を学ぶのではなく、自分を磨き、地力をつけるのが正攻法です。
嘘で塗り固めて自分を魅力的に見せるのではなく、自分磨きで魅力を高め、企業に売り込むのが正しい就活です。
そのことは忘れないようにしましょう。
次項からは、嘘をつかずに自分を磨いて内定を勝ち取るための対策について解説していきます。
嘘をつかずに内定を勝ち取るための就活対策
嘘をつかずに内定を勝ち取ることは、当然可能です。
- 自己分析
- 業界研究・企業分析
- 面接・GDの練習
この3つの対策を、一つずつ着実にこなしていきましょう。
それぞれ、詳しく解説します。
自己分析
自己分析を徹底的に深めていきましょう。自己分析は、全ての就活対策の基本となるからです。
自己分析とは、自分の考え方や価値観がどのような経験・体験にもとづいているのかを分析し、言葉にしていく作業です。
「私は特別な経験なんてない」と悩む就活生がよくいますが、それは違います。
あなたが過去に経験したことは、あなただけの経験です。
その経験をもとに、自己PRや志望動機を語れば、それは十分にオリジナリティのある回答です。
しっかりと自己分析を深めていれば、嘘をついて話を盛ったり、自分をよく見せたりする必要はなくなるでしょう。
業界研究・企業分析
業界研究や企業分析も、嘘をつかずに内定を得るための重要な対策といえます。
業界や企業についてよく知ることができれば、自分に合った企業を見つけることができるからです。
業界研究や企業分析をする大きなメリットは、企業ごとの強みや弱み、業界での位置づけなどの情報を整理できることです。
多くの就活生は、一つの企業を志望する際、同じ業界に所属する競合他社の選考にも参加するでしょう。
その際、企業ごとの強みや魅力を整理し、理解できていれば、余計な嘘をつかずに素直な気持ちで志望動機を語れるようになります。
自己分析に比べると軽視されがちですが、企業の差や違いを説明できるレベルにしておきましょう。
面接・GDの練習
選考の最重要ポイントとなる面接・グループディスカッション(GD)の対策も欠かせません。
自己分析や業界研究・企業分析を進め、ESや面接の内容に自信がついてきても、その内容を採用担当者にうまく伝えられなければ意味がありません。
面接やGDの対策は、とにかく練習あるのみです。
就活生同士で面接会を開いたり、OB・OGの協力で模擬面接をしたり、場数をこなすようにしましょう。
場数をこなすと、面接やGDでも物怖じせず、自分の言いたいことを言えるようになってきます。
嘘をばれないようにする技術を身につけるくらいなら、ありのままの話を堂々とできるようになりましょう。
【警告】就活での嘘ありきで考えている時点で内定は難しい
ここで、これから本格的に就活に向けた対策をするあなたへ向けて注意があります。
就活を嘘で乗り切ろうと考えているなら、今すぐその考えを捨ててください。
記事の冒頭で、就活生が嘘をつくのは当たり前だとお伝えしました。
しかし、あくまでもそれはその場しのぎの嘘であったり、志望度のように嘘をつかざるを得なかったりする場合の話です。
最初からすべてを嘘で塗り固めて内定がとれるほど、就活は甘いものではありません。
また、仮に入社できたとしても、すぐにミスマッチに悩んだり、実力や志の不足で周りについていけなくなったりするでしょう。
就活の正攻法は、嘘をつくことではなく、実力を身につけたうえでの正面突破です。
とくに、トップ企業や人気企業の内定をめざす人ほど、実力勝負の世界になってきます。
嘘をつくのは当たり前とはいえ、嘘ありきの就活はうまくいかない可能性が高いということは、注意しておきましょう。
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