自己PRのエピソードがしょぼいときどうする?評価される自己PRの書き方
「自己PRに書けるエピソードがない」
「エピソードがしょぼくてESが通るか不安」
このように、就活で語れることが何もなく、不安になる学生はとても多いです。
しかし、しょぼいエピソードしかないからと言って諦める必要はありません。
なぜなら、エピソードがしょぼくても評価される書き方を知っていれば問題ないからです。
そこで本記事では、自己PRのエピソードがしょぼいときの対処法を解説します。
・自己PRには、具体的な数字や感情を盛り込むと評価されやすい
・複数のエピソードを盛り込んだり、事実ばかりを羅列して書くのはNG
【朗報】自己PRのエピソードはしょぼくても問題ありません
自己PRのエピソードはしょぼくても問題ありません。
なぜなら、エピソード自体が重要なわけではないからです。
エピソードよりも
- エピソードから得た気づき
- 困難を乗り越えた方法
などの考え方をいかに伝えるかが大切です。
したがって自己PRのエピソードがしょぼくても問題ないのです。
採用担当者がエピソードよりも重視するポイント
採用担当者がエピソードよりも
- 人柄や素養などの潜在的な能力
- 自社への適正
などを重視しています。
なぜなら、社会人経験のない新卒の能力に大差はないからです。
たとえば「日本一周した」というエピソードを語ったとしても、それをどのように計画し、どんな気付きを得たのかを語らなければ担当者の印象には残りません。
潜在的な能力や、自社の理念とマッチするかどうかも判断できないでしょう。
したがって、採用担当者はエピソードの凄さよりも、人柄や素養、自社との適正などを重視しているのです。
エピソードがしょぼくても評価される書き方5選
エピソードがしょぼくても評価される書き方を5つ解説します。
- PREP法を使って結論から書く
- 具体的な数字を盛り込んで書く
- エピソードから感じた感情を書く
- 困難に乗り越えた方法を書く
- 強みの活かし方を書く
それぞれ解説します。
PREP法を使って結論から書く
自己PRは、PREP法を使って結論から書きましょう。
PREP法とは
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論)
の頭文字を取ったものです。
まずは結論から書き、理由、具体例と続けて書き、最後に結論で締める書き方になります。
たとえば、実際のPREP法を使った書き方が以下です。
自分の強みが計画性だと確信している理由は、コールセンターのアルバイトで成約数1位を取れたからです。
具体的には、コールセンターの発信業務で成約数の目標を立て、1日に何件発信すれば良いかを定量化しました。
そして、目標件数を業務時間内に達成するために、1件あたりの対応時間も逆算し、時間内に会話が終わるように意識していました。
結果として、成約数1位を取ることができたため、計画性が強みだと確信しています。
このように、結論・理由・具体例・結論の順に書くと、読みやすい文章になるでしょう。
具体的な数字を盛り込んで書く
エピソードがしょぼくても評価されるために、具体的な数字を盛り込んで書きましょう。
なぜなら、どんな仕事でも目標や実績を数値化する必要があるため、定量的思考ができるかどうかは採用担当者にとって重要な判断基準だからです。
たとえば、コールセンターのアルバイトの経験をエピソードとして書くなら
- 対応件数の目標
- 1日に何件対応したのか
- 対応件数を達成するため通話時間
などを具体的な数字として盛り込めます。
具体的な数字を盛り込んだ上で、エピソードから得た気付きや感情を書きましょう。
したがって、評価される自己PRを書くには、具体的な数字を盛り込むようにしてください。
エピソードから感じた感情を書く
評価される自己PRを書くために、エピソードから感じた感情を書きましょう。
なぜなら、感情を盛り込むことで採用担当者にあなたの人柄を伝えられるからです。
たとえば、以下の自己PRを見てみましょう。
大学生の学園祭では、実行委員として学生が楽しめるように徹底的に準備をしました。
アルバイトとの両立ができるか不安で、初めは実行委員の立候補をためらっていましたが、「学生たちを楽しませて、学生生活で1番思い出に残る日にしてあげたい」と思い、寝る間も惜しんで準備に没頭しました。
スケジュールの管理や物品の仕入れ、予算管理など、作業自体は地味なものが多く、楽しいものではありませんでしたが「この作業の積み重ねで学生たちの思い出が作れる」という一心でした。
この他者貢献精神は、貴社の仕事でも必ず役に立つと確信しています。
このように感情を盛り込むことで、採用担当者にあなたの人柄が伝わりやすいでしょう。
困難を乗り越えた方法を書く
評価される自己PRを書くために、困難を乗り越えた方法を書きましょう。
困難に直面した際にどのように考え、どのように行動するのかを採用担当者に伝えれば、入社後の仕事の姿がイメージできるからです。
たとえば、飲食店のアルバイトで新人教育を任された経験からは
- 自分ができることをなかなか覚えてくれない新人に苛立っていた
- 人には得て不得手があると気付き、新人の気持ちを理解する姿勢を持つようにした
- 一人ひとりに向き合い指導した結果、新人たちがすぐに独り立ちできた
このように、困難を乗り越えた体験を書くことができます。
すると採用担当者は、あなたが部下の教育をする姿や、チームメンバーと円滑なコミュニケーションを取りながら仕事を進める姿がイメージできるでしょう。
したがって、困難を乗り越えた方法を書くと、評価される自己PRになります。
強みの活かし方を書く
評価される自己PRを書くには、強みの活かし方を書きましょう。
なぜなら、強みの活かし方を書けば、社内で活躍できる人材だと採用担当者に伝えられるからです。
たとえば、計画性が高いという強みを自己PRで書く人は
- 限られた時間で成果を出せる
- リスクを考慮してスケジュールを立てられる
- 自己規律を持って困難な仕事にもコツコツ取り組める
のように「計画性」の活かし方を伝えると、「入社後に成果を出してくれそうだな」と思わせることができます。
したがって、自己PRに強みの活かし方を盛り込めば、評価の高い自己PRになるでしょう。
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しょぼいエピソードの自己PRを書くときに注意すること
しょぼいエピソードの自己PRを書くときは以下の2つに注意してください。
- 複数のエピソードを書かない
- 事実ばかりを羅列して書かない
それぞれ詳しく解説します。
複数のエピソードを書かない
エピソードがしょぼいからと言って、自己PRに複数のエピソードを書くのはNGです。
なぜなら、複数のエピソードがある分、内容が薄くなってしまうからです。
たとえば、向上心をアピールしたいとき、
- 部活で練習を人一倍頑張った話
- アルバイトでミスしないためにチェックリストを作った話
など複数のエピソードを入れてしまうと、エピソードごとの気付きや、そこで得た感情など書ける内容が薄くなってしまいます。
結果、強みが十分に伝わらずに評価してもらえないでしょう。
したがって、自己PRには複数のエピソードを書かないようにしましょう。
事実ばかりを羅列して書かない
自己PRでは、事実ばかりを羅列して書かないようにしてください。
なぜなら、事実を羅列して書いても、採用担当者にあなたの人柄は伝わらないからです。
たとえば、事実ばかりを羅列した自己PRの例を見てみましょう。
上記の例では
- 一人ひとりのお客様に沿った対応を心がけたこと
- 指摘されたときは、素直に改善したこと
- 後輩を指導する際に伝え方を工夫したこと
これらの事実を語っています。
確かに素晴らしい柔軟性ですが、「そのとき何を感じ、どんなことを学んだのか」といった感情を入れなければ、採用担当者に人柄が伝わりません。
したがって、自己PRでは事実ばかりを羅列して書くのはNGです。
就活で語れることを何もないとと不安な人へ
就活で「語れるエピソードが何もない」と不安に感じる必要はありません。
なぜなら、人と違う経験は誰にでもあるからです。
たとえば「飲食店のアルバイト」という部分は同じでもでも、
- 仕事中に意識したこと
- 失敗から学んだこと
- 褒められたポイント
といった体験は人によってさまざまでしょう。
体験が人によって違うということは、エピソードを上手に伝えるチャンスも全員平等にあるということです。
つまり自己PRで差がつくのは、エピソードの内容ではなく「事前の対策」です。
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